例一:わたしは来月韓国へ行こうと思います。
例二:わたしは来年日本に留学しようと思っています。
「たい」と同じく、話者の意向や希望を相手に表すことです。
だた、「と思う」は「たい」よりもっと遠まわしな言い方と感じます。
一般的には、結構肯定なことです。
1.時間帯
例一:スペイン語を勉強しようと思います。
例二:スペイン語を勉強しようと思っています。
「と思います」は、単純的に今思ったのこと、別に詳しい計画を待っているわけではなく、
今話者が抱いている意志を相手に伝えるだけです。
「と思っています」は、以前からずっと思っていること、
今もスペイン語を勉強しようと思っています。
長い時間で計画したことです。
「勉強しよう」は意向形ですから、将来のことです。
将来スペイン語を勉強しようと思っています。
2.「一人称」と「三人称」
一人称
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う・ようと思います
う・ようと思っています
つもりです
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私は花子と結婚しようと思います。
夏休みにハワイへ行こうと思っています。
夏休みに国へ歸るつもりです。
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三人称
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う・ようと思っています
つもりのようです
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田中さんは国へ歸ろうと思っています。
田中さんは国へ歸るつもりのようです。
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※「と思います」は、一人称しか使わないです。
※「つもり」を用いて三人称の意志を表す場合には、後に次のようなことばをつけます。
つまり+なのです・のようです・らしいです・だそうです・だと言っています。
※否定する場合には、
「う・とよう(は)思いません/思っていません」
「ないつもりです/つもりはありません」
3. 思考動詞の「と思う」
「と思う」は意志表現、思考動詞の二つに分けて、それぞれの意味があります。
例一:この本はきっと売れると思う。(話者の判断を示す)
例二:たしか、あの時は鈴木もそこにいたと思います。(話者の不確かさを表す)
例三:あの人は身勝手だと思う。(話者の主張を明示する)
※思考動詞の「と思います」と「と思っています」
意向動詞の「と思います」と「と思っています」と違います。
時間帯の使い分けではなく、「一人称」と「三人称」の使い分けです。
例四:この人は厳しいと思います。
例四には、「私」が主語であり、一人称の思いを表すと解釈します。
例五:太郎は行かないと思っている。
一方、他人の判断を伝える場合、「思っている」のような形になります。
ここの「思っている」は感情形容詞に似た、「太郎」という第三者の心理述べと解釈します。
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